【Q&A】にがりはどうやって作られるのでしょうか?
基本的には海水から塩を作る過程で副産物としてできます。塩には岩塩とか湖塩とかもありますが、元はすべて海水です。
塩は6000年前から作られているという記録があります。その海水から塩を作る方法は岩塩の採れないわが国では時代とともに変化してきました。
もっとも原始的な方法としては土器製塩という方法があり、海水を土器に入れてそのまま煮詰めて塩の結晶を作っていましたが、その後、海岸の自然の砂浜を利用して天日で海水を濃縮し、釜で煮詰めて作る方法へと進化してきました。釜で煮詰めて作りますので、濃縮して塩と分離されたにがりはミネラルが焦がれたりして茶褐色となります。
現代では「イオン交換膜電気透析法」という血液の人工透析のような膜を利用した最新の方法を使って、海水の約7倍の濃度の塩水(かん水)を作って、それを蒸気を使って圧縮機で圧力と温度を高め、さらに遠心分離機を使ってにがりが分離されて塩が作られるようになりました。
「イオン交換膜電気透析法」では金属ナトリウムなどの有害なミネラルを除去できることと、「イオン交換膜電気透析法」によって低コストで大量生産が可能になり、海外の塩の値段に対抗できる国際競争力を持つに至りました。
現在、専売法の改正により、だれでも塩を作れるようになりましたので、小さい所は一昔前の方法の天日を使った塩作りをしているところもありますが、海洋汚染による有害物質の心配と、どうしても手間がかかるので、その分割高になってしまい、結果、その副産物のにがりに関しても割高になるのは否めないようです。
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